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「ゼンレスゾーンゼロ」2週間プレイレビュー:革新的な没入感と”ソシャゲ疲れ”の狭間でしんどいと感じた話

2024年7月4日、miHoYoから待望の新作「ゼンレスゾーンゼロ」がリリースされた。この作品は、スマホゲーム業界に新たな風を吹き込む革新的な試みとして注目を集めている。私はリリース初日からこのゲームに没頭し、2週間にわたって熱心にプレイしてきた。その体験を通じて感じた、このゲームの魅力と課題について綴ってみたい。「ゼンレスゾーンゼロ」の最大の特徴は、これまでのスマホゲームとは一線を画す没入感だ。街を歩いて他のキャラクターとストーリーを進め、親睦度を深めていくパートと、バトルフィールドに入って敵と戦うアクションゲームパートが見事に融合している。まるでコンシューマーゲームのような滑らかな画面遷移とユーザー体験により、アプリを起動した瞬間からやめるまで、ゲームの世界観に浸ることができる。ストーリーも非常に魅力的で、プレイを始めてからの2週間、1日1-2時間のプレイを全くストレスなく楽しむことができた。街中でNPCと会話を楽しんでいるかと思えば、シームレスにバトルフィールドに移行し、爽快なアクションを楽しめる点が特に印象的だった。PS5でのプレイも試してみたが、かなり快適にプレイすることができた。しかし、2週間が経過した頃から、私は”しんどさ”を感じ始めた。それは、このゲームがソーシャルゲームとしての性質を持ち合わせているがゆえの課題だった。デイリーミッションやウィークリーミッションをこなそうとすると、1日最低でも30分程度のプレイが必要になる。さらに、期間限定イベントなど、逃すと機会損失になるコンテンツも多い。私自身、そういった要素を取り逃したくない性分なので、1日30分から1時間の時間を確保し続けることに、次第に負担を感じるようになった。従来のソーシャルゲームでは、ボタンタップによるシステマチックな画面遷移が主流で、タスクへの移行がシンプルかつ単調だった。その「軽さ」が、ソーシャルゲームの魅力の一つだったのかもしれない。「ゼンレスゾーンゼロ」は、間違いなく今までのスマホゲームの中でもトップレベルの面白さを持っている。しかし、「コンシューマーゲームのような没入体験×ソシャゲ運用」という新しい組み合わせは、私にとっては少々重荷になってしまった。「ゼンレスゾーンゼロ」はスマホゲームの未来を垣間見せてくれる革新的な作品だと言える。没入感を求める方や、より深い物語体験を望む方には特におすすめだ。一方で、気軽にプレイしたい方や、ゲームに縛られたくない方には、同じような”しんどさ”を感じるかもしれない。まだプレイしていない方には、ぜひ一度その革新的な体験を味わってほしい。ただし、自分のペースでプレイすることを心がけ、すべてのイベントやミッションをこなす必要はないと割り切ることをお勧めする。ゲームの没入感を楽しみつつ、現実とのバランスを保つことが、長く楽しむコツかもしれない。

アプリ情報
ゼンレスゾーンゼロ / COGNOSPHERE PTE. LTD.
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